好きなものがもっと愛おしくなるダーニングの魔法

イギリス

ダーニングって何?

ダーニングとは靴下や洋服などの衣類の綻びや穴を繕うことです。
どうやらイギリス発祥のようです。
今思うとダーニングという言葉を初めて聞いたのも、イギリスの友人の「ダーニングマッシュルーム」という靴下などをダーニングする時に使う木製のキノコの形をしたものでした。

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私が思うダーニングの魅力

ダーニングできるから靴下も気兼ねなく履ける

お気に入りの靴下に限って数回履いただけで指先に穴が空いたりしませんか。
これまでは、穴が空くのが嫌だからと、お気に入りの靴下は、思いっきり履けませんでした。が、ダーニングで自分で修理できるので、好きなだけ履けます。

袖の綻び、虫喰い、シミだって怖くない

これまでは、袖や襟の綻び、虫に食べられて穴が空いちゃったり、どうしても落ちない汚れのせいで着なくなって、捨ててしまってました。
が、ダーニングを知ってからは、むしろダーニングすれば大丈夫だ。という安心感があります。

ダーニングすることで、ユニークな私だけの特別なものに

ダーニングをすることで、洋服に個性が生れます。
そう、自分らしさが加わって、さらに素敵なものになります。
自己満足かもしれませんが、幸せーな気分になります。

糸の種類や色、縫い方も色々あって、まさにクリエイティブでアートな作業

元々の布と似た色にしようか、逆に目立った色にしようか、どんな柄の刺繍にしようか、などと考えるのも楽しいです。
そして思い通りになっても、少々変になったかも!と思っても、
着てるうちに案外良くない?と思ったりして。。。
その服や靴下のことをもっと好きになって愛着も湧いて、身につけていてワクワクします。

旅先でもダーニング

数週間、数ヶ月の中長期の旅行、新しいところに滞在する時、ダーニングキットを持っていくと安心感があります(というのは私だけ?)

特に、洋服や靴下に穴が空いたりした時、ダーニングキットを持っていたら自分で繕うことができるのは便利です。

短期の旅行中はなかなか時間が取れなかったり、疲れてダーニングしてる場合じゃない!という時もあると思いますが、中長期の旅や、どこかに数週間滞在する時は、隙間時間ができたら、ダーニングの時間もできるかも。

心が落ち着きます

長期の旅など、自分の拠点を離れていたり、移動が多いと心がせわしくなったりします。
そんな時に、ダーニングをすると、ふと落ち着きます。
地に足がつくような。
まるで瞑想のような効果もあるのかも、と勝手に思ってたりします。

なんと言ってもエコで楽

物を大事に使うことはきっとエコロジカル!
新しいものを買うのも楽しいけど、案外旅先や海外だとお手頃価格の靴下を見つけるのも難しい時もあります。
ダーニングしてずっと使うことで経済的にも助かります。
なんと言っても、心が軽くなる気がします。

ロリポップ! ロリポップ!

洋裁は苦手だからダーニングなんて無理!と感じる方はニットパンチャーもお勧め

洋裁が苦手!と思ってる方はニットパンチャーでのダーニングに挑戦するのも良いかもしれません。
ニットパンチャーとは羊毛フェルトを使って、穴を埋めて専用の針でツクツクさすとフワフワの羊毛がフェルトのようになるというものです。
(うまく説明できずにすみません。。)
爪先の穴はこのニットパンチャーで繕うことができます。
穴があく前の生地が薄ーくなってきた時にすると更に繕いやすいです。

この袖の赤い長い丸いのはニットパンチャーで修繕したものです

実際にイギリスのアーミーでもダーニングをしていた

私のダーニングを見て「私の父も戦争中に軍にいた時、ダーニングをしてたから、うちにもキットがあると思うわ。」と言って実際の当時のダーニングキットを見せてもらいました。
他の友人も戦争中に軍でダーニングをしていたと言ってました。
それを聞いた時に、ダーニングはイギリスに伝統的に根付いていたものなんだな、と思いました。

私なりの教訓&コツ

完璧にしようと思わない、まいっか。という軽い気持ちで楽しむ
そして、刺繍糸よりも細い毛糸を使ったものの方が手軽にできる気がします。

完璧を諦め、適当にすることで、なんとか最後まで辿り着きました

実際、私も洋裁苦手で、家庭科の授業ではよく私の番になるとミシンの調子が悪くなってました。
でも、ダーニングをすることで、洋裁って楽しいのかも、と思い始めてます。
それもきっと、少々、予想外になってもOK。自由に出来るダーニングのおかげかもしれません。

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